インド「ヨガのふるさとリシケシの旅⑳最終回」シヴァナンダ・アシュラム滞在2日目、修行時代のクティール
もりのヨガ、yokoです。
2017年10月18日(水)~10月25日(水)までの8日間のシヴァナンダ・アシュラムでのヨーガ研修の様子を複数回に分けてコツコツ綴って、今回が最終回です。
以前投稿したシヴァナンダ・アシュラム滞在2日目、シヴァナンダ・アシュラムを作る以前、シヴァナンダ先生が修行されていたガンジス川のすぐ脇にあるスヴィルガ・アシュラム時代のクティール(小屋)のことをお伝えしたいと思います。
2017年10月20日(金) リシケシ修行時代のクティール
シヴァナンダ・アシュラム前を流れるガンジス川を挟んだ対岸地域に、シヴァナンダ先生が修行時代に使用されていたクティールがあります。
このクティールの情景は、今回インドの旅をご一緒させて頂いた成瀬先生が編訳された本「シヴァーナンダ・ヨーガ」に詳しく描かれています。
シヴァナンダ先生がリシケシに来られて初めての住まいが スヴィルガ・アシュラム 、本の中の修行時代のクティール画像と全く同じクティールを目の前にして感激しました。
クティールの中ではプージャー(神聖なものの前にローソクなどの火を灯して、供物を捧げて、マントラを唱える)が行われていました。
成瀬先生の編訳された本の言葉一つ一つが頭の中に浮かび、ここで修行し、粗末な食事(乾いたチャパティ)を食べ、書き物をしたり、訪ねてくる人と面会したり、人に施しをしたり、目の前のガンジス川で修行したり…確認するかのように見回してしまいました。クティール前のガンジス川、私たちは10月の乾季に行ったのでこのように穏やかな流れですが、当時は近くに橋が無く、雨季に渡し舟が無くなり遠くの橋を迂回して歩いていた話や、冬に修行でガンジス川に入り体調を崩されていた話などが本にありました。
実際の場所に行き、目で見て、実際に歩いて、感じる大切な時間になりました。
インド「ヨガのふるさとリシケシの旅」最終回
2017年のインドの旅の様子をお届けするのに何年もかかってしまいました。
リシケシでシヴァナンダ・アシュラムで感じたことをお届けするのに、もっと学びを深めてから行ったらより多くを感じて来られたのかもといった思いもあり、私自身のヨガを深めてその私を通してお届けしていけたら、という思いもありました。
ヨガのアーサナ(ポーズ)の練習をして、哲学を学び、呼吸法をして、瞑想をして…と成長していきたいと努力していましたが、この数年を経てスタートの「身体」に戻ってきてしまいました。
ヨガは身体から心に働きかける心理療法、まだ「身体」を整える段階だったことに納得して気づきました。
ヨガの学びの中に入れたと勘違い…まだまだヨガの学びの入口に立ってる、中をのぞいているような段階の私でした。(ヨガの学びは深いです…)
そして私が今出来ることを、シヴァナンダ先生の教えサーブ、ラブ、ギブの心、愛をこめて行っていきたいと思っています。
皆様に感謝
こんなに時間をかけてこのインドの旅のご報告を書いている間に悲しい出来事がありました。
成瀬貴良先生が2021年9月9日が69歳でご逝去されました。先生のご冥福をお祈りしています。
学習会の時に私がとんでもない質問をしても、笑いながら答えてくれた穏やかで優しい先生、大好きでした。
このインドの旅を先生とご一緒できた事、とても貴重な体験でした。感謝しています。
そしてこの旅の企画実行して下さった皆様、ご一緒下さった皆様、現地でお世話になった皆様、ここまでお読みいただいた皆様、全ての皆様に心から感謝しています。
みなさま…本当にありがとうございました。
コメントを残す