2022年ヨガで触れる幸せ
もりのヨガ、yokoです。
あけましておめでとうございます。
昨年も森町の主宰スタジオと浜北の担当クラスの中で、皆様とヨガの時間をご一緒できたこと、心から感謝しています。
本年もどうぞ宜しくお願い致します。
昨年ご感想で「ヨガをして身体が動かしやすくなった」「苦手だったポーズが今は大好きになった」「現状維持のつもりがそれ以上になった」「疲れていた心が癒された」「イライラしない為にこの時間が必要」等、嬉しい言葉を頂きました。
ヨガをコツコツ継続すると心身共に効果がジワ―ッと浸透してきます。
ヨガの心の部分、昨年の最終クラス(12月28日リフレッシュヨガ)前に、皆さんにお話ししたことに少し内容を加えてここで共有したいと思います。
ヨガで触れる幸せ
ヨガで体を動かしリラックスを感じている時、身体が落ち着き、呼吸が穏やかになり、考え事で騒がしいマインドが静かになると、安心して、自分の内側に平和さ、くつろぎ、安らぎを感じてくる感覚を体験した事があると思います。
2021年の最終クラスではこの感覚を大切にクラスを受けて頂くことをお伝えしました。
この心安らいでいる感覚が、内側にある本当の自分、内側の幸せに一瞬触れている時間です。
幸せは出来事や誰かの反応など、外側にあるのではなく、自分の内側にあることに喜びを感じます。
ヨガや瞑想でこの幸せな感覚に一瞬でも触れられたら、忙しい毎日でもホッと心安らげます。
日常生活では日々様々なことが起こります。
自分に降りかかる心配事、取り組まなければならないことが、次から次へとやってきて、課題の種が尽きること無く、平和だけの生活にはなかなかなりません。
そこにこの一瞬の安らぎがもたらす効果、一瞬でも大きな影響があります。
2022年、この心の安らぎに関わる一文をご紹介します。
日常生活で心を安らかに保つ4つの鍵
「パタンジャリのヨーガ・スートラ」というヨガの経典を解説した下記の内容です。
ヨーガ・スートラ1章33節
他の幸福を喜び〔慈〕不幸を憐れみ〔悲〕、他の有徳を欣び〔喜〕不徳を捨てる〔捨〕態度によって、こころは乱れなき静澄を保つ
引用元:スワミ・サッチダーナンダ著(1989年)『インテグラル・ヨーガ パタンジャリのヨーガ・スートラ』㈱めるくまーる(103頁)
パタンジャリは、日常生活の個人の在り方を、この世に下ろされている「錠」に例え、「スカー(幸福な人)」「ドゥッカ(不幸な人)」「プンニャ(有徳の人)」「アプンニャ(不徳の人)」の4つのグループに分けました。
4つのグループに対する心構えを「慈(友愛)」「悲(憐れみの心)」「喜(欣喜・讃え喜ぶ)」「捨(無関心)」、これら4つの「鍵」を心のポケットに備える事で、心の穏やかさを保持してくると私たちに教えてくれています。
4つの「錠」に対して4つの「鍵」を使うと、人の喜びを友達のように喜び、人の悲しみを自分の事のように共感し、徳の高い人を見習い・讃え、邪な人々に忠告せず・関心を向けず、自分のやるべき事に意識を向けて日常を送る事で心の平安が保たれる、と解説しています。
自分の状況が良い時も、悪い時も、変わることなく4つの鍵を使いたいものですが、それが困難だからこういう言葉が残され、お勧めされているのだと思います。
状況が良い時は4つの「鍵」を使えそうですが、状況が芳しくないとポケットに「鍵」があることも忘れ、人の幸福を妬み、人の不幸を面白がり、人の悲しみに共感せず・無関心になり、邪な行動するものをここぞとばかりに非難し、心の平安とは真逆になりがちで、自分だけではなく全ての人の心にこういった性質があります。
ポケットにこの4つの「鍵」を持って2022年過ごせたら、ヨガの智慧によって心の安らぎを感じる瞬間、幸せに触れる一瞬が増え、幸せに結びつく思考にエネルギーを注げそうな気がしませんか。
その鍵を使えず、心の平安が乱れたら、それ以上考えず、自分をダメだとも思わず、何かそうできない原因の種が自分の内側にあるんだな、とあふれ出る思考を一瞬でもストップさせられたら、ハッとして落ち着きを取り戻せそうだとも感じます。
ヨガは心に対する理解を深める心の科学です。
ヨガは人生という道に迷った時、険しい道や行き止まりで困っている時に自分を導いてくれる、人生の道しるべだと感じています。
ヨガの時間以外の日常でも心安らかに、幸せに触れて2022年過ごして行きましょう。
今年も皆様と笑顔でスタジオでお会いできることを楽しみにしています。
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