すでに繋がっているものに気づくチャンスを作っていくのがヨガ
もりのヨガ、yokoです。
ヨガの語源はYUG=繋がる・調和など、以前ブログでもお伝えしましたが、何処かで耳にしたことがあると思います。
今回は身近なものや小さなテーマと繋がることではなく、最大のテーマと繋がるヨガの目的についてご紹介したいと思います。
小さな限定だらけの個と無限の大いなる存在
私たちは「大いなる存在」と比較すると、小さな限定だらけの「個」と表現されます。
「大いなる存在」とは、宇宙の意思や無限なるものの流れなどとも表現されます。
この「個」と「大いなる存在」が別々であるほど怒りや後悔や不満に満ちた生き方になり、それらが繋がっていればいるほど、思考の悩みや迷いがなく、その時のベストな行動が取れたり、流れに乗った生き方が出来たりすると言われています。
私たちの誕生などの生と死、どの国のどんな家庭にいつ生まれてくるのかなど、様々な事を決めているのは誰なのか、ここにフォーカスすると「大いなる存在」大きな力があることを認めざるを得ません。
私たちは「個」として自分の中の力や知識や価値観で日々頑張っていますが、時々「大いなる存在」の流れに身を任せて自分の力や知識や価値観を超えたところに動きを変えていくことも必要です。
繋がると安心して孤独でなくなる
「個」でいると孤独です。
大きなものの中で生きていることを理解すると、安心して孤独で無くなっていく、これがヨガの目的です。
孤独だった「個」は、それに気づいて「大いなるもの」と繋がり、自分の中で調和してくると、過不足なく内側が調ってきます。
十五年以上前のヨガの講座で、この考え方の例として、ある孤児院で両親のいない子供が「あなたは神の子よ」と教えられたことで不安だった心が安心していく、という話を聞き、私の心まで安心感で満たしてくれたことを今でも覚えています。
本来は初めから繋がっているもの、すでに繋がっているものに気づいていくだけ、その気づくチャンスを作っていくのがヨガの目的でもあります。
新しいものと繋げるのではなく「繋がっていない」と思う無知を叡智で繋がっていると気づいていくのがヨガです。
ヨガの教えは心を落ち着かせてくれますが、時代も生活も人生の長さも今と何千年前とは大きく異なります。
「ヨガの教えの枠組みに自分を押し込めようとせず」ヨガは迷った時、孤独で寂しい時、悩み苦しい時などの「道しるべ」としてお使い頂く事を私はおすすめしています。
コメントを残す